ペナン島の日本人コミュニティ

ペナン日本人会

1978年3月設立、まもなく40周年を迎える会員制のクラブ

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ペナン日本人会館は、イギリス統治時代に高級官僚の住宅として使われていた築150年になる建物を使用しています。世界遺産の一つになっており、改装するにもイギリス政府の許可を必要とする貴重な建物なのだそうです。

視察ツアー2日目 [1月21日(木)] 午前、ペナン日本人会館を訪問し、事務局長からお話しを伺うことができました

  • ペナンでロングステイしている方は65歳から80歳ぐらいの方が多く、日本人会が把握しているところでは、500人ぐらいがロングステイ・ビザで生活しています。
  • マレーシアは海外移住人気No.1 で、海外生活を始めやすい国として評価されています。
  • ペナンは、天候が安定していて身体への負担が少ないことが、特に高齢の方にはメリットです。
  • ペナンの1月から4月は乾季にあたり、スコールがないので気温が下がらないものの、日本に比べれば湿度が低く、クアラルンプールほど暑くない、という住みやすさです。
  • 台風や地震などの自然災害の心配もありません。マレー半島の東側だとモンスーンの影響があります。
  • 40歳代までのマレーシア国民は「日本に学べ」という教育を受けてきたため、概して日本人に対して親切でとても丁寧に接してくれます。
  • 華僑も日本人に対して親切です。
  • ペナンにはハイテク企業が集まっており優秀な人材が集まりやすく、オーストラリアなどに留学して帰って来る人も多いです。
  • 日本の製造業も進出しており、法人会員は2014年に96社を数えました。

 

ペナン日本人学校

1974年10月設立、現在は157人の小中学生が学ぶ私立学校

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視察ツアー2日目 [1月21日(木)] 午前、ペナン日本人学校を訪問し、校長先生からお話しを伺い、授業の様子も見学してきました

  • 在ペナン日本国総領事館ができるよりも前に、子供数名に授業を行なったのが始まりです。
  • ペナン日本人会が運営する私立学校となり、日本人会のシンボルとして大切にしてもらっています。
  • 現在は9クラスで、約20名の教員がいます。
  • 概して3年のサイクルで生徒の出入りがあります。帰国や他国への転出によるもので、3月に転出・4月に転入を繰り返しています。
  • 日本から教科書を取り寄せ、日本の学校と同じカリキュラムを履修しています。その中でも特に英語には力を入れています。
  • 道徳教育を重視しており、日本の故郷とマレーシアの両方を愛する気持ちを育んでいます。全ての教科の根本には道徳がある、と捉えています。
  • 親の赴任によりペナンに来ている子供が多いですが、MM2H で来ている子供が1割程度います。
  • ペナンは「ものづくり」の島であり、進出している企業は製造業が多く、温かみを感じます。安心・安全で物価も安く住みやすい街です。3年前の生徒数は100名そこそこだったのが157人に増えて教員も増員されており、この好循環に期待しています。
  • 板橋区がペナン植物園と交流関係にあることから毎年視察に来てくれており、区議会議員に海外日本人学校の現状を伝えています。